08512-2-2572

営業時間:診療時間内
木曜・土曜午後、日曜・祝日休診

診療内容 MEDICAL INFORMATION

  • 内科 INTERNAL MEDICINE

    当院では、風邪やインフルエンザといった急性疾患から、生活習慣病や慢性疾患の長期管理まで、幅広い内科診療を行っています。患者さん一人ひとりの症状に合わせた丁寧な診察と、最新の医学に基づいた治療で、皆さまの健康をサポートいたします。

    生活習慣病の管理と動脈硬化性疾患の二次予防

    高血圧・糖尿病・脂質異常症をはじめとする生活習慣病は、自覚症状が乏しいまま進行し、脳卒中・心筋梗塞・狭心症などの重篤な動脈硬化性疾患を引き起こす原因となります。また、過去に動脈硬化性疾患を発症した方は、再発を防ぐための二次予防が重要です。
    当院では、生活習慣病の早期発見と適切な管理を通じて、疾患の進行抑制と合併症予防を目指します。血圧・血糖・コレステロールのコントロールを強化し、再発リスクの低減に努めます。

    当院の取り組み
    • 定期的な検査

      血液検査、尿検査、心電図を実施。必要に応じて頸動脈エコー、動脈硬化度測定、脳MRI等を実施することが可能です(隠岐病院で検査を行います)。

    • 個別対応の治療

      最新のガイドラインに基づいた薬物療法と、生活習慣の改善指導。

    • 包括的ケア

      患者さんのリスクや年齢、生活背景に応じた治療目標を設定し、栄養指導や運動療法もサポート。

    こんな方はご相談ください
    • 健康診断で血圧、血糖、脂質異常を指摘された方。
    • 家族に生活習慣病の方がいる、またはご自身の健康に不安がある方。
    • 過去に脳卒中や心筋梗塞を発症したことがある方。

    新型コロナウイルス、インフルエンザをはじめとする軽症感染症

    季節性の感染症(風邪・インフルエンザ・新型コロナウイルス)は、早期診断と適切な対応が重要です。感染拡大防止に努めながら、迅速な診断・治療を行います。
    当院では、症状に応じた診察と必要な検査を実施し、重症化リスクのある方には特に注意を払っています。また、感染症に対する予防接種も行い、地域の皆さまの健康を守るために尽力しています。

    当院で対応する主な感染症
    • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

      抗原検査による迅速な診断、リスクに応じて抗ウィルス薬の投与を判断します。

    • インフルエンザ

      迅速検査を実施し、抗インフルエンザ薬(タミフル、イナビル)の処方を行います。

    • 溶連菌、マイコプラズマ

      抗原検査で診断を行うことで適切な抗生剤投与が行うことができます。

    • 一般的なかぜ症候群

      喉の痛み、発熱、咳、鼻水などの症状に対応。

    当院の感染症対策
    • 感染予防のため、感染症外来を設置し、駐車場での検査、診察、薬剤投与を実施。
    • 院内に入る必要がある方は陰圧の感染症室に案内しています。安心して受診できる環境を整備。
    • インフルエンザワクチン・新型コロナワクチンの接種を実施し、感染予防を推進。
    こんな方はご相談ください
    • 発熱、のどの痛み、咳、倦怠感、息苦しさがある方。
    • インフルエンザや新型コロナウイルス、溶連菌、マイコプラズマ感染症の検査を希望される方。
    • 感染症から身を守るため、予防接種を検討されている方。

    慢性心不全、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫)などの慢性疾患の管理

    慢性疾患は早期発見と継続的な管理が非常に重要です。当院では、慢性心不全(CHF)・慢性腎臓病(CKD)・慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった慢性疾患に対し、包括的な診療を行います。患者さんの症状に応じた治療を提供し、病気の進行を抑え、生活の質(QOL)を維持します。

    主な対応疾患と治療方針
    • 慢性心不全(CHF)

      心臓の機能低下により全身に血液を十分に送り出せなくなる状態です。血液検査、心電図、レントゲン、心エコーで状態を評価し、利尿薬・心保護薬を用いた薬物療法と生活指導を行います。

    • 慢性腎臓病(CKD)

      腎機能が徐々に低下し、放置すると透析が必要になる可能性があります。血液検査、尿検査、血圧管理を行い、腎機能悪化の進行を防ぎます。食事指導と必要に応じた薬物療法を組み合わせた治療を行います。

    • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

      主に喫煙が原因で肺の機能が低下し、息切れや慢性的な咳を引き起こします。呼吸機能検査(スパイロメトリー)を行い、長時間作用型気管支拡張薬による症状管理と禁煙指導を実施します。

    当院の慢性疾患管理の特徴
    • 早期診断

      血液検査・画像診断を駆使し、疾患の進行段階を正確に把握。

    • 個別治療

      患者さん一人ひとりに合わせた治療計画を作成。

    • 多職種連携

      必要に応じて隠岐病院や本土の専門医療機関とも連携し、総合的なケアを提供。

    こんな方はご相談ください
    • 息切れ、むくみ、疲れやすさがある方。
    • 健康診断で腎機能や心機能に異常を指摘された方。
    • 慢性的な呼吸器症状がある方(咳・痰・息苦しさ)。
  • 消化器内科 GASTROENTEROLOGY

    当院では、胃や腸などの消化管疾患に加え、肝臓・胆のう・膵臓などの疾患についても専門的な診療を行っています。最新の内視鏡機器を用いた精密検査や、血液検査・腹部超音波検査を活用し、早期発見・早期治療に努めています。さらに、隠岐病院と連携し、CTやMRI検査を受けることも可能です。消化器の不調が続く方、健康診断で異常を指摘された方は、お気軽にご相談ください。

    消化器癌の早期発見

    消化器癌の中でも、胃癌・大腸癌は早期に発見できれば完治が可能な病気です。そのため、定期的な検査による早期発見が重要になります。
    当院では、最新の内視鏡機器を用いた精密検査を行い、微細な病変も見逃さないよう努めています。胃や大腸のポリープや初期の癌を適切に診断し、必要に応じて速やかに治療を行うことで、癌の進行を防ぎます。
    一方で、肝臓・胆のう・胆管・膵臓の癌は、発見された時点で進行していることが多く、早期発見が非常に難しい癌の一つです。特に膵癌は、初期にはほとんど症状がなく、進行してから見つかることが多いため、より積極的な検査が必要になります。
    当院では、血液検査や腹部超音波検査を活用し、肝胆膵癌の早期発見に努めています。また、より詳細な検査が必要な場合は、隠岐病院と連携し、CTやMRI検査を受けることも可能です。これにより、癌の有無をより正確に評価し、早期の段階で適切な治療につなげることを目指します。
    胃や腸の不調が続く方、健康診断で肝機能異常を指摘された方、ご家族に消化器癌の既往がある方は、ぜひ一度ご相談ください。早期発見が、癌から命を守るための第一歩です。

    消化管機能障害の診断と治療

    消化管は、食べ物を消化・吸収し、不要なものを排出する重要な器官です。しかし、ストレスや生活習慣の乱れによって胃や腸の機能が低下すると、さまざまな不調が現れることがあります。
    当院では、逆流性食道炎・過敏性腸症候群・機能性ディスペプシア(胃もたれ・胃痛)などの機能性消化管障害に対して、適切な診断と治療を行っています。内視鏡検査やピロリ菌検査を活用し、胃の炎症や腸の異常を的確に評価。さらに、食事指導や生活習慣の改善も含めたトータルケアを提供します。
    「胃が痛い」「お腹が張る」「食欲がない」といった症状が長引く場合、消化管の機能低下が関係している可能性があります。早めに適切な診断を受けることで、より快適な生活を取り戻せるようお手伝いします。

    肝障害の原因精査と治療

    肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、異常が進行しても自覚症状がほとんどありません。しかし、放置すると肝硬変や肝癌へと進行する可能性があるため、早期の診断と適切な治療が重要です。
    当院では、ウイルス性肝炎(B型・C型)、脂肪肝、アルコール性肝障害、自己免疫性肝疾患など、多岐にわたる肝障害の原因を詳細に精査し、適切な治療を行っています。血液検査や腹部超音波検査を活用し、肝機能の状態を詳しく把握。必要に応じて、隠岐病院や大学病院と連携し、専門的な治療へとつなげます。
    肝障害は、早期発見により進行を抑えることができます。特に、健康診断で肝機能異常を指摘された方は、早めの受診をおすすめします。肝臓を守り、健康的な生活を送るために、ぜひ一度ご相談ください。

  • 内視鏡検査 ENDOSCOPY

    内視鏡専門医による適切な診断

    消化管(胃や大腸)の癌は、早期に発見できれば完治が可能な病気です。そのため、定期的な内視鏡検査が重要になります。当院では、内視鏡専門医が診断を行い、丁寧で正確な検査を提供しています。
    最新の内視鏡機器を導入し、より正確な診断を可能にしています。NBI(narrow band imaging)を用いて光の波長を変えることで、粘膜のわずかな異常を見つけ、早期癌の発見に努めています。また、拡大内視鏡を使用することで、腫瘍と非腫瘍の鑑別や、悪性度・進行度の予測も可能です。
    さらに、検査中の苦痛を軽減するために、炭酸ガス送気装置を使用し、検査後の腹部膨満感を最小限に抑える工夫をしています。患者様ができるだけ負担なく検査を受けられるよう、安全で質の高い内視鏡検査を提供しています。

    上部内視鏡検査(胃カメラ)

    食道癌、胃癌の早期発見には、定期的な上部内視鏡検査(胃カメラ)が重要です。当院では、患者様の負担を軽減するために、経口内視鏡と経鼻内視鏡を選択することができます。経鼻内視鏡は、口からの挿入に比べて嘔吐反射が起こりにくく、楽に検査を受けられるというメリットがあります。
    また、NBIを活用することで、胃の粘膜にわずかな変化が生じた段階で異常を発見できます。胃炎やピロリ菌感染の診断にも有効で、必要に応じてピロリ菌除菌治療も行っています。
    胃の痛みや違和感、胸やけ、食欲不振などの症状がある方は、ぜひご相談ください。症状がない場合でも、40歳を過ぎたら定期的な胃カメラ検査を受けることをおすすめします。

    下部内視鏡検査(大腸カメラ)

    大腸癌は、ポリープの段階で発見し、適切に切除することで予防が可能です。当院では、最新の内視鏡機器を用いた大腸内視鏡検査を実施し、微細な病変も見逃さないよう努めています。また、ポリープが見つかった場合は通常観察に加えて、NBI、拡大内視鏡で表面構造を精査することにより、腫瘍、非腫瘍の鑑別、腫瘍ならば癌の有無、深達度などを予測して、適切な治療に結び付けることができます。また10mm程度までの良性ポリープはその場で内視鏡切除することが可能です。
    検査前には、個室を用意し、プライバシーが守られた環境で前処置(腸の洗浄)を行うことができます。そのため、リラックスした状態で検査を受けていただけます。また、炭酸ガス送気装置を使用することで、検査後の腹部膨満感を軽減します。
    便に血が混じる、便が細くなった、慢性的な腹痛がある方は、大腸カメラを受けることをおすすめします。50歳以上の方や、大腸癌の家族歴がある方は、定期的な検査を受けることが特に重要です。

  • 検診 MEDICAL EXAMINATION

    特定検診・高齢者検診

    特定検診(メタボ健診)や高齢者検診では、生活習慣病の早期発見・予防を目的に、血液検査や尿検査、身体測定などを行います。当院では、AIを活用したレントゲン診断補助を導入し、精度の高い検査を提供しています。実際にAIが早期の肺癌を発見した例もあり、より確実な診断が可能になっています。
    検診で異常が見つかった場合は、当院での精密検査や治療にスムーズに移行できます。定期的な検診を受け、健康維持に努めましょう。

    事業所検診

    企業や事業所の従業員を対象とした健康診断を行っています。労働安全衛生法に基づいた定期健康診断や雇入時健康診断に対応しており、必要な検査項目を実施します。
    異常があった場合は、当院での追加検査や治療がスムーズに受けられる体制を整えております。従業員の健康管理のために、ぜひ定期的な健康診断をご利用ください。

    船員手帳検診・海技士身体検査証明書

    船員の方を対象にした船員手帳検診や、海技士身体検査証明書の発行を行っています。長期間の航海に備え、健康状態を適切に管理することが重要です。
    当院では、迅速な検査と診断を行い、必要な証明書の発行をスムーズに対応できるよう努めています。

  • 訪問診療 HOUSE CALL MEDICAL SERVICES

    通院困難な患者様の慢性疾患管理

    通院が難しい方を対象に、定期的な訪問診療を行っています。高血圧や糖尿病、慢性心不全などの慢性疾患を自宅で管理し、患者様が安心して生活できるようサポートいたします。
    定期的な診察に加え、急な体調変化にも対応できるよう、必要に応じて往診も行います。ご家族の負担を軽減しながら、適切な医療を提供します。

    癌・心不全末期の対応と看取り

    訪問診療では、癌や心不全の末期に起こりうる様々な症状に対応していきます。必要に応じて医療用麻薬を使用した疼痛管理を行い、患者様が最期まで穏やかに過ごせるようサポートします。また、鎮痛剤や鎮静剤の持続投与により、末期の患者様の苦痛緩和にも対応しています。
    病院ではなく、自宅で最期を迎えたいというご希望に沿い、患者様とご家族が安心して過ごせるよう支援いたします。

    施設での定期診療

    高齢者施設などでの定期診療を行い、入所者の健康管理をサポートしています。施設スタッフと連携し、慢性疾患の管理や急な体調変化への対応を行います。
    施設での訪問診療をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問 FAQ

  • 診察について

    予約は必要ですか?

    予約なしで受診可能ですが、内視鏡検査や訪問診療は事前予約が必要です。特に体調が優れない場合は、お電話での事前問い合わせをお勧めします。予約希望の場合は、お電話でご相談ください。

  • 内視鏡検査について

    胃カメラや大腸カメラは痛くありませんか?

    苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。胃カメラは経鼻内視鏡も選択可能です。大腸カメラは負担軽減に努めています。鎮静剤は使用していませんが、不安があればご相談ください。

  • 訪問診療について

    訪問診療はどのような方が対象ですか?

    通院困難な方が対象です。ご高齢の方や慢性疾患をお持ちの方、癌治療中や終末期の方などに対応しています。訪問診療をご希望の方は、ご相談ください。

  • 予防接種について

    ワクチンは接種できますか?

    インフルエンザワクチン、Covid-19(新型コロナウィルス)、肺炎球菌ワクチンをはじめ多くのワクチン接種を実施しています。事前予約が必要な場合がありますので、お問い合わせください。

  • 医療連携について

    クリニックで対応できない病気はどうなりますか?

    当院は隠岐病院をはじめ、松江日赤・県立中央病院・島根大学と連携し、必要に応じて適切な医療機関へ紹介します。高度な検査や専門的な治療が必要な場合もスムーズに対応します。

  • 発熱外来について

    発熱や風邪症状がある場合、どのように受診すればよいですか?

    発熱や風邪症状がある方は、一般診療とは別に対応します。お電話でお問い合わせ後、指定時間にご来院ください。駐車場で待機し、看護師が検査、医師が診察を行います。院内診察が必要な場合、検査を受けていただくことがあります。車での待機が難しい場合は、感染症専用の診察室をご用意していますので、ご相談ください。

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08512-2-2572

8:30-12:00/15:00-18:00
定休日:(木)(土)午後/(日)(祝)